一作日からの雪は北日本では大雪となっているようですが、八ヶ岳の南麓にあたる富士見高原では数cm積もっただけです。15日のこの時期には珍しい大雨ですっかり融けていたのですが、White X’masになりました。娘が作ったケーキとカミサンの甥っ子が送ってくれたスモーク・ターキーをいただきました。 富士見の気候は西高東低、いわゆる冬型の気圧配置になった時には気温は下がりますが、雪はそれほど降りません。但し南岸低気圧の通過時には降ります。ですから東京で雪が降るような時は大雪となります。10数年前と10年ほど前にはこの辺りでも1m40cm位積もったこともありました。特に10数年前の大雪時はこの辺りでは除雪体制が整っていなかったものですから、県道も町道も除雪が遅れ、大混乱となりました。その当時は今の家から車で10分程離れた所に住んでいたのですが、町道に出るまでの数百mを一人で2日かかって漸くジムニーを出せるように除雪したものの、町道から県道までは吹きっさらしで一人で掻いても掻いても直ぐに埋まってしまい、結局県道まで通れるようになるには4日目の夜中に来てくれた除雪車まで待たねばなりませんでした。やはり閉じ込められていた友人の棟梁から電話で「食料が無くなった。そっちが車で出られるようになったら県道まで歩いて行くから買い物に乗せて行って欲しい。」と頼まれて降り始めてから5日目に富士見のスーパーまで何とかたどり着いたのですが、肉も魚も青野菜も全て売り切れで、納豆や乾麺、ジャガイモ、タマネギ程度しか残っていませんでした。おまけに2軒のスタンドにはガソリンも無く、困ったものでした。この教訓からか10年前の大雪時には富士見の除雪体制は大幅に改善されていましたし、各家庭でも小型除雪機を備えるようになりました。ただ今でも朝5時半の段階で15cm以上積もった場合は「出払い」=集落の共同作業。出ないと出払い料を払わねばなりません=で、子供達の通学路確保の為の除雪作業があります。降りすぎるのも困りますが、でもやっぱり冬には雪が積もっていなくては・・・
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