もう12月である。
3日は終日冷たい雨が降る。お世話になった方の三回忌に伺う。本当は来年の2月が命日なのだが、色々あって今月に行うこととなった由。それにしても月日の経つのは早い。
昨4日は快晴。カミサンが入っているトラッド・ジャズ・ファミリーのタッチャンが、家で使わない電子ピアノと一升瓶ワインをさげて来てくれる。カミサンの電子ピアノは鍵盤数も少ないので、ピアノがない会場での演奏では物足りなかったようだ。ピアノの組み立ても終わったら早速宴会。息子も娘も今日ばかりは受験勉強も忘れて加わる。以前にも書いたが、タッチャンは鉄工場の親爺で私と同い年。富士見の吹奏楽団やJAZZバンドを常に引っ張ってきた人。息子の憧れの人でもある。白州のシャルマン・ワイン(このワインは旨い!)をグビグビ飲みながら、深刻な話しや馬鹿話に興じる。そして酔いも回った頃、タッチャン・カミサン・息子のセッションが始まる。贅沢な時間。
リクエストに応えてタッチャンが「早春賦」を吹いてくれる。彼の吹く「早春賦」や「ひまわり」は私の好きな坂田明に似て、ちょっと湿った音色で大好きなのである。そのうち娘もトロンボーンを吹き出し、楽しい宴会が続いたのであった。