昨日は東京で例年より10日も早く桜の開花宣言があったとのこと。こちらは朝はまだマイナスで、車の窓も霜で真っ白であるが日中はばかに温かい。デッキに積んである薪が少なくなったので薪運びをした後、ひょっとしてと思って庭を探したらフキノトウが10個ほども出ていた。今夜はフキノトウの味噌汁である。いやはや早い!例年だと4月に入ってから頭を出すのだが。
明日は上京してステンドの取り付けである。取り付け場所は駅前の細い一方通行の路地に面している。そこに車で行って荷物を下ろして、駐車場を探し、取り付けが終わったらまた車を取って来て工具を回収してと考えるだけでゾッとする。おまけに帰りにムスコの所に寄ろうと思えば近所の駐車場代金はホテル代より高い。で、考える。今回のステンドは1300×200程のが2枚である。そう重くはない。だったら梱包して手で提げて行けそうだ。早速手持ちのベニヤや1×4(ワン・バイ・フォー)の板で箱を作り、内側に30mmのスタイロ・フォームを張り、ステンドとステンドの間には10mmの発泡スチロールを挟む。ついでにホーム・センターに行ってアルミで出来た取ってを求めて取り付ける。完璧である。これなら宅急便でも大丈夫そうであるが、今回は手で提げて行くことにして、取り付け工具だけ送った。
とにかく車の運転だけは好きになれない。気儘に地方都市に行くならよいが、魔都東京だけはいつでも御免こうむりたい。まだカーナビがない昔、西麻布に行くのに道を間違え、黒い4WDのピック・アップ・トラック、おまけにスパイク・タイヤで国会議事堂の前で華麗にUターンをしたところ、3台のパトカーに挟まれて停止させられた。散々調べられたが官のお気に召さないブツも持っていなかった。こうなれば何たって松本ナンバー、「田舎から出て来てさっぱり方向が分からぬ。西麻布の近くまでパトカーで先導してくれ」と田舎者の特権で頼んだら、本当に先導してくれ、西麻布の交差点手前でパトカーを止めて「気を付けて行って下さい」と敬礼を受けたことがあった。よっぽど暇を持て余していたのだろう?
と言うわけで、明日はのんびり車窓からの景色を楽しみながら行けそうである。