コブシも梅も桜もまだまだだが、カワラヤナギが芽吹きだした。いよいよである。
今朝のニュースを見ていてびっくりした。山梨県には橋が1700幾つだかあるそうだが、その橋の構造図面が残っていないものも多く、これからは今まで10年の保存期間だったのを、橋が設置されている限り残すというようなことであった。これは来るべき地震に備えて保守整備を始めたが、図面が残っていない橋の保守に時間や金が掛かるからとのこと。う〜ん。ワタクシでさえ自分の作品の実寸図面は、もしも割れた場合の修理等を考えて全て保存している。
「危機管理能力」とか、それに付随する「想像力」とかが全く欠如しているとしか思えない。きっと山梨県だけではなく、日本国中がそうなのだろうと思う。先日、福島原発ではネズミが仮設配電盤に入り込みショート、冷却水用ポンプが24時間も止まったと報じていたが、きっとその他の設備に関してもきっとその程度なのではと・・・
先日は10分ほどの所にある日帰り温泉でノンビリ浸かっていたら、小学生くらいの兄弟が「きゃーきゃー」ではなく「ぎゃーぎゃー」騒ぎながら浴槽の中でお湯を洗面器で掛け合っていた。ワタクシが怒鳴る前に商店街で時々見かけるお爺さんが「うるさい!」と一喝。弟の方が浴槽から逃げ出したのに向かって兄が洗面器を投げつけ、弟は洗面器に足を取られて転倒。タイルの壁に側頭部をぶつけて耳の付け根を切り血が流れて泣き出した。と、ワタクシと同じジャグジーに入っていた如何にも別荘族風銀行員風公務員風(違ったらゴメン。偏見があるもので・・・)中年男が子供を診るでもなく「人の子に向かってなんだ!」とお爺さんに向かって怒鳴りだした。お爺さんは「無礼もの!てめえそれでも親か!」と一喝したら、その中年親父が今度は「救急車、救急車!」と叫びだした。これには入浴者がみな呆れてシラーッ。ま、誰も支配人も救急車も呼びはしなかったのは当然。こんな親子が勉強だけ出来たりしたら日本の未来は暗い。古来、日本は良い意味で『恥の文化』と呼ばれてきたが、あれはもう昔の話しである。