朝のダリ散歩。今朝はダリの調子も良いので、いつもとは違う下の森に行く。甲斐駒は白く輝き、小川は如何にも春の流れである。ダリは相変わらずスギナのサラダをモリモリ食べている。残雪の甲斐駒を見ると、あぁ山に行きたいと思うがGWの混雑を考えるとどうも行く気にならない。あれはもう5年ほど前だったか。先輩のカワダさんと中学1年だったムスメとGWに常念岳に行ったことがあった。2日とも快晴に恵まれた山行だった。常念小屋は100〜150名の宿泊客だったが、ムスメは最年少としても、どう考えてもワタクシより年上ばかりに驚いた。ムスメは小屋で会う人会う人毎に「お嬢ちゃん、いくつ?」と聞かれていささかうんざりしていた。
翌朝、ノンビリとした時間に常念岳に向かったが、小屋から常念岳へはまだ行列が続いていた。シンガリを登ったが、上から爺さん婆さん(失礼!)が次々とスリップして落ちてくる。これには肝を冷やした。おいおい、軽アイゼンの短い刃じゃ無理だぜ!何の為のピッケルだよ!恐ろしいのでルートを外れて人がいなくなるまで数十分待った。ジャケットもいらぬ快晴の頂上は穂高や槍をバックに人であふれていた。翌年のGWはやはりカワダさんと火打岳に行ったが、この時も快晴に恵まれやはり人だらけであった。世の中が休みなのだから仕方ないが、田舎人にとっては1ヶ月で見る人の数をいっぺんに、山の、それも雪の山で見るのだからちょっと疲れる。で、GWは家でおとなしく仕事となるが、やはり行きたい!
2013年5月5日