足が弱ったダリの為にしばらくは庭だけの散歩にしていたが、ここ2〜3日、ダリは揺るがない決意を顔に表して10数年歩いた森の方へと小走りに向かう。そうかそうか、たまにはテリトリーの巡回もせねば落ち着かないのであろう。時々足をもつれさせてドテッと倒れるが、決意は固い。橋の手前で「帰ろうか?」と問うが、フンという顔をして森に向かう。ヨロヨロしながらあちこちのテリトリーの臭いを嗅ぎ、オシッコをかける。森の中のT字路まで行って「頑張ったな!」と頭をなぜてやると急に表情を和らげて帰路に着く。きっと彼も帰る切っ掛けを待っていたのだろう?帰路も時々転ぶものの比較的元気であるが、帰って朝食を食べたらすぐに居眠りを始める。連日30℃の猛暑が続いたなか、ゴクロウなことにダリは黒い毛皮も纏っている。ワタクシだったら発狂していたであろう。いっそ夏は白か金色に染めてやろうかと毎夏思うのだが、特に今年は本気で考える。
一昨日は東の都から 指揮者のミドさん母娘が来る。せっかく来たのに異常な高温に申し訳なく思うが、灼熱地獄の都に較べれば涼しい・涼しいと喜んでいる。お嬢さんのサミーさんは5月にLAの大学を卒業したばかり。今時の若者には珍しくきちんとした日本語を話すことに感心する。女性好きなダリはいつになくご機嫌。
こちらに土地を探していて、一昨日午後・昨日午前とあちこち土地を一緒に見て回る。ワタクシは富士見に住んで36年になるが、久しぶりに走り回って、永住にしろ別荘にしろ、その数の多さに驚く。いつの間にこんな奥までと思うような所に家が建っている。
今日13日は久しぶりに朝から曇っていて時々雨がぱらつく。涼しくてホッとするが、急に体に疲れも感じる。イヤハヤお犬様同様、歳である。明日は村民登山、編笠山にガイドで登らねばならない。降らずに涼しいことを期待する。