ムスコの帰省

昨夜はムスコが久しぶりに帰省した。東の都での猛暑と労働とジャズ修行で12Kgも痩せたと大分スリムになっている。老犬ダリは5月以来のムスコに甘えることしきりである。散歩に行き、なぜてもらって顔がだらしなくとろけている。ダリも目下の部下か一人欠けて淋しかったのだろう。DSCF5910(変換後)

ところでムスコが入手したビンテージ・サックスだが、セルマーだと思っていたら、100年も前の1913年製のブッシャーだとのこと。デューク・エリントン楽団のブラス・セクションはブッシャーで揃えていたことは有名であるが、入手した銀色のアルト・サックスはムスコの大好きなソニー・クリスが実際に使っていた物だという。ソニー・クリスは70年代に自殺してしまうのだが、その後幾人かの手に渡ってから、有名な日本人サックス奏者に渡って後、ムスコの元へと来たようだ。そしてオリジナルのサックス・ケースにはそっとジョーカーのカードが仕舞われていたとのこと。
100年も前のサックスと聞いて「そりゃ、ビンテージというより古金物じゃないのか」と、ちょっと心配していたが、100年前の物にしては実に綺麗であり、鈍く輝く銀色は何とも美しい。で、肝心の音色だが、これがまた何とも深く甘く野太く、ムスコもだがワタクシの好きな音色である。ビンテージ物のサックスというのは、現在の物は純度の高い金属で作られるが、古い物は金属に不純物が多く混じっていてそれが独特の音色を出す秘密らしい。サカタ・アキラ氏やハヤシ・エイイチ氏も「こりゃあ凄い音色だ」と言ってくれたとのこと。DSCF5930(変換後)

久しぶりに田舎の我が家で気兼ねなく大きな音を出せるとムスコは吹きまくっている。さすがにジャズ修行で吹いて・吹いての毎日、都に上る前より格段に上手くなっていた。

夜、正月以来のインフレ9ブリッジのご開帳となる。相変わらず博才のないくせに強気のムスコはリーチを連発するが、やはりというか当然というか結果最下位であった。ケケケ、ムスコよ、君は地道に歩みなさい!

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