都での大手術が終わった『GUN友』の退院が明後日と決まった。メデタイことである。外科は勝負も早いが退院も早い。当日はワタクシも生憎病院の予約が入っており、車で迎えに東の都まで上れないので原村のPチャンに行ってもらうこととなり、退院に必要な酸素ボンベなど託す。帰り道、紅葉し始めた八ヶ岳の麓ではソバの刈り入れが始まっていた。
帰ったら西の都の老舗JAZZ SPOT『YAMATOYA』のクマシロさんからムスメ宛てに宅急便が届いていた。いよいよ花脊の陶芸工房を片付け始めたのであろう、「アール・ヌーボーとアール・デコ装飾文様図鑑」「ヨーロッパ花の装飾文様図鑑」や「世界の更紗」「江口渙 かみなりの子」「佐藤春夫 蝗の大旅行」、それに深緑色の素敵な皮のバッグに、段ボール箱の詰め物としてオレンジ色のクッションが詰まっていた。ムスメ驚喜する。工芸家を目指すというムスメには何とも有り難いプレゼントである。いつもいつも気遣って下さりありがとうございます。
午後、ゼミで一緒だったタキザワクンから突然メールが来る。どうも今は幾つもの会社の取締役として世界情勢を睨みながら仕事しているらしいが、生憎ワタクシはこういう世界には全く疎いので「スゴイナァ〜」としか分からず、ただただ感心する。田舎で一人でこんな仕事をしていると「シャチョー」や「トリシマリヤク」や「コウチョウ」という肩書きの人は皆ワタクシよりずっと年上の人がやっていることとついつい思ってしまうのだが、考えてみればワタクシもカンレキ過ぎなのだから友人がエライ人になっていても当たり前か、と妙に納得する。それにしてもこのバカバカしいブログを読んで旧い友人が連絡をくれることはやはり嬉しいものである。