裏庭の雪もいつのまにか残すところ1平米もなくなった。融け出すと早いものである。
ガラス・カットも終え、ここ2日ほどはコパー・テープ巻きである。これが辛い。昔はそれほど苦痛でもなかったが、カンレキであるから直ぐに眼がショボショボしてくる。腰が痛くなる。何だか内職の気分となる。鉛ケイムで組む場合はこの内職的作業がないのだが、細かいデザインの場合はどうしてもコパー・テープを使うこととなる。今回はコパー・テープと鉛ケイム両方を使うのだが、350枚ほど巻かねばならない。飽きる。目がショボショボする。で、テレビをつける。別に真剣に見る訳ではなく、時々画面に目を移すので目がショボショボしなくなるのだが、朝からお笑いやらオカマやらちょっとノウミソに欠陥があるような言葉遣いの小娘ばかりに今度はこちらのノウミソがいらつく。かと思えばしたり顔の司会者や評論家の説教めいた井戸端話にもノウミソがいらつく。肝の短くなったカンレキ過ぎとは困ったものである。テレビを消してJAZZを大音量で流し、時々外の景色に目をやる。最近のお気に入りは山田譲氏である。彼のサックスの音色は重く深く、知的である。
自動コパー・テープ巻きなんてものが出来ると嬉しいのだが。