今日から+2である。今朝起きてきたら、カミサンやムスメから「お誕生日おめでとう」と言われた。もうメデタクもないが、今日からカンレキ+2なのである。
既に詐欺に遭ったような国民年金なんぞも払いおわったし、充分『高齢者』としてエバりたいのだが、医療に関する法令では65才になってやっと前期高齢者と呼ばれるようになり、75才になってから後期高齢者と呼ばれるらしい。因みに『前々期高齢者』という規定はなさそうであるからワタクシなんぞは『後期中齢者』とでもいうのだろうか。どうもハンパ者である。『高齢者』への前途は長いのである。
それにしても日本人は長生きである。平均寿命をみると男80才、女86才である。平均寿命まで生きるとしたらまだ18年もある。これはよいことなのだろうかと時々考える。人口比率の歪さはいつになったら解消できるのかしらと考える。
ガンが全て治るようになることは本当によいことなのだろうかと医者であるクボタクンに時々イジワルな質問をする。「昔は肺病とかコレラとか猩紅熱とかあって、それなりに人口比率が保たれたと思うんだけれど、ガンが全て治せるようになっちまったらますます人口が増えるぜ。それもどっちかと言うと高齢者が増えることを医者はなんと考えるのだ。」「高齢者のガン患者は痛みを止める処置だけを徹底して、治療してはならぬという法律は無理かね?」
ヨシユキさんとも時々馬鹿話をする。「70才なり75才なりの早期幕引きは出来ないものかね。例えば、75才になったら人生を選択するの。生きたい人はどんどん生きればいいし、早期幕引希望者は74才になったら最後の1年は国立の施設に入るの。そんでもってその施設は何でもありで、治外法権なの。美味い食いものもあれば、ヤクだろうが何でももう自由。酒池肉林、もう何やっても構わないの。その代わり75才になる前日に毒入り饅頭を食わねばならないの。」と、もう筒井康隆ワールドなのである。
マジメな『高齢者』に目を剥いて怒られそうである・・・
カミサンがトヨグチさんから『シルバー老人川柳』というのを貰ってきた。いくつかの川柳はワタクシも思い当たる。やっぱり+2は老人である。