コゴミ

次の仕事のデザインを考えるがなかなか描けない。一つ仕事が終わると頭がガサガサになる。別にワタクシのデザインがとても素晴らしいとか凄いとかそんな不遜な気持ちは毛頭ないが、それでも一作品終わると暫くは頭がガサガサして次のデザインに直ぐに移れない。で、ガサガサの時間が過ぎてやっと次のデザインに取り組んでもワタクシの乏しい感性ではそうそう直ぐには描けずに、今度はイライラの時間となる。このガサガサの時間やイライラの時間が無ければ半分の時間で仕事は終わり、ワタクシもちっとは儲かるかと思うのだが、途切れることなく次々に注文が来るわけでもないから分相応ガサガサ・イライラしていてもあんまり変わらないのかもしれない・・・てなことを考える。

で、ダリと散歩に出る。下の田圃の方へ行く。丘の上の田圃から鹿道を通って牧草地に下る斜面にコゴミを見つける。昨日は出ていなかったのにそこら中に太いコゴミである。片手で握れるだけ採ってジャンパーの右ポケットに入れ、また片手で握れるだけ採って左のポケットに入れる。途端に豊かな気分となる。
ついでに牧草地をくまなく探すが、さすがに鹿の角はもう落ちていない。今年はこの牧草地で4本拾い、合計7本となった。
DSCF7932(変換後)

帰って『赤目四十八瀧心中未遂』の続きを読む。

夜、ピアノレッスン中のカミサンを置いてムスメと夜散歩。八ヶ岳に向かって広々と開けた畑の中を登る。途中、いつもの場所で「るーるるっ、るーるるっ」と『北の国から』の蛍を真似て呼ぶと、ヘッド・ライトの中に小さく光る目が4つ。2匹の子狐が笹藪の中からこちらを一心不乱に見つめている。畑の上の森に突き当たったらUターンして小学校まで下り、再びUターンして登って下る。帰りに「るーるるっ」と呼んだら今度は6つに目が増えていた。

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