阿弥陀岳南陵無名峰

今日は立沢区公民会主催の区民登山である。昨日は午後から結構な雷雨となったので心配したが、今朝はガスってはいるが降ってはいない。雷雨が予想されるので10時半を目途に登れる処までとする。05時半に改善センターに集合し、車に分乗して舟山十字路に行く。下は保育園年長5才から上は72才まで25名である。広河原沢橋先の南陵取り付き下で1本の後、尾根までの急登を登る。先頭のワタクシの直ぐ後ろは5才の女の子、不満も言わずに頑張って登って来る。尾根に出ても真っ直ぐな急登は続く。後ろの方に付いた公民館主事からトランシーバーで「そろそろ1本を!」と時々声が掛かるが「まだまだ!」と無視して登る。途中2本ほど休んで青ナギへ。皆、歓声を上げる。

IMG_1597(変換後)ここで1本。記念撮影を済ませてから無名峰への再びの急登。10時半、無名峰の100m程手前のピークに着く。ガスっていて何も見えない。ここで昼食とする。丁度弁当を食べ終わった頃から急にガスが上がり、南陵上部と阿弥陀岳頂上、中岳、赤岳、ツルネが見え始める。ヤレヤレ良かった、である。連休の混雑を考えて阿弥陀岳南陵無名峰と決めたのだが、景色が見えないとなるとただただキツイ山となってしまうが、一番の見所でガスが上がってくれたのである。皆、広河原沢奥壁や南陵上部、赤岳に歓声をあげる。IMG_1605(変換後)IMG_1635IMG_1637(変換後)IMG_1647(変換後)
11時半、下山開始。青ナギまで戻り1本を取り、そろそろ出発しようとしていたらバリバリと雷鳴が来る。改善センターの館長から下は雷雨との連絡も入る。急いで下山するもパラパラと来るがさほどではない。キツイ下りが続く。やはり後方のトランシーバーからは「そろそろ1本」と声が掛かるが、やはり無視。途中雨具を着けるも大した降りとはならない。下りのルートを何処にするか迷う。登りに使った取り付きの急登は、もし豪雨に遭えば滑りやすくて不安である。そこで旭小屋へのルートを下ることとする。ここは少しガレ場があるが土で滑るよりはマシと考えて下る。崩壊が進んでいるが旭小屋まで一気に下り、旭小屋下の立場川との合流点で大休止。後はノンビリ林道を下り、14時40分頃には舟山十字路の車に帰りつく。その後は改善センターにて打ち上げの飲み会となる。林道に下りてから我慢して水も飲まずに待った甲斐がありビールが旨い。子供達はサッサと食べるだけ食べたら鬼ごっこを始める。子供も強いが、立沢の大人も強いものである。72才のナカザワさんは最後に挨拶に立って「毎年この登山が楽しみで、5月になると毎日40分のウォーキングを始めてこの登山に備えている。来年が楽しみ」と言っている。この区民登山では横岳を除いて八ヶ岳は全て登っている。混雑や人数、子供から大人までを対象に考えると、さて来年は一体何処に行けばよいのやら。

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