町長殿が発電所計画に関して漁協三役と話したいとのことで役場へ。町長室に入るなり釜無川の水量調査の紙が配られる。「今日は一体何の話しなの?」「漁協に対して企業局からは何の計画も示されていないのに、水量調査の結果を出されてもしょうがないっしょ!」と問うたら、「山梨県とは観光なんかで仲良く一緒にやっていて、山梨県知事・副知事や企業局長から釜無川発電所計画の仲介役を頼まれたの」「イヤイヤ、こちらは仲介なんぞ頼んだ覚えはなの」。「イヤイヤ、前回は漁協さんに拒否されたようだけど、諸般の情況変化の元で再度お願いしたいとのことなので、その仲介をやってるの」「イヤイヤ、だから仲介はいらないの。そもそも企業局が漁協に計画案も示していないのに仲介もクソもないの」「分厚い計画書なんて見ても仕方ないの。どこでどれ位の水を取るか、結果どれだけの水量が残ってが分かればいいんでしょ」「エッ、町長は計画書も見ていないの?」「これが計画書でしょ」と薄いペーパーをヒラヒラさせるが、それには超簡単な略図があるのみ。「それじゃ子供のお使いでしょ・・・それに町にも金が入ると言うけれど、町には水利権はないの!何で町に金が入るの!」「交渉して富士見の水なんだから当然町にも売電で得た金の一部は払ってもらうことにしたの」「そりゃおかしい。水利権は漁協のものなの。町には権利ないの!」
大凡このようなアホらしい『話し合い』が続いて、「町長は関係ないの、水利権者と企業局の話しなの。仲介もいらないの」と宣言。町長殿は「じゃ、企業局とやって!」といかにも面白くなさそう。
町長殿はトップ・ダウンで企業誘致するといって○ECの取締役だかなんかを辞めて町長選に立候補しての2期目。何でも自分が先頭に立たねば気が済まぬらしい。
いきなり町長殿に『仲人をする』と言われても、『花婿』=『企業局』の顔も13年前に見たのが最後だし、新しい『釣書』=『計画書』も貰っていないわけで・・・
あの時は嘘ばっかしついて私を苦しめたのに。それなのに今度は仲人さんを立てて、もう一度と言われても・・・
もしその方とお会いする気になっても、仲人さんはいらないっ!つうの。恋愛よ!そう自由恋愛。でも、きっとその方は私を幸せにはしてくれないと思うの。きっとまた嘘ばかりついて・・・結納金のお話しなんて聞きたくないの。
どうかもう私を諦めて・・・
ああ、アホらし・・・