秋である。今年はキノコが出るのが早く、豊作と期待させたが出始めだけで、後が続かずに駄目な年となった。
昨日は山梨県企業局と漁協の会議があった。企業局は13年前と全く同じ計画をぬけぬけと提示して発電所を作りたいと言う。前回は計画提示後にこちらが反対しているにもかかわらず、突然『工事同意書』を送りつけてきて、元名物町長で漁協組合長の故ハルトミさんが「そもそも人に物事を頼む態度ではない!」と激怒したのだが、今回も2年も前から現町長とヒソヒソやっていたことはお首にも出さずにシャーシャーと同じ計画を出してきて、「そういう計画があるなら町長から話しがあるのではなく、企業局から直接我々に話すべきではないか」と言うと「そういうつもりではなかった。申し訳ない」と直ぐに謝る。前回と全く同じである。そういう尊大さや役人根性というのはいつまでも変わらないようだ。
今日は2ヶ月に一度の方の内科。ドクトル・タニウチが「最近は運動していますか?」と聞くので「熊が出て夜散歩も出来ぬ」と答えると「ワッ!それはそれは。確か犬が一緒じゃなかった?」と言うので「もう歳で夜散歩はとても無理だし、熊見たらご主人なんざ放り出してサッサと逃げ出すような奴ですから」と大笑いとなったが、示された血液検査の結果は良くない。「これから寒くなるので運動しずらくなるけれど、なんとか頑張って」と言われる。会計を済ませてレストランに上がり当然の如く『カツ丼』ではなく『山菜そば』を注文する。本日も『カツ丼婆さん』はいらっしゃらなかった。
秋が進んで庭の木も紅葉し出した。朝起きても暗く、夕方は早く暗くなる、一年で一番嫌いな鬱の季節である。お犬様はアレレモナイ格好をしてお昼寝である。毛が生え替わる時期、まるでボロ雑巾である。