高校時代、生物部に所属していたムスコの愛読書に『へんないきもの』という本があった。この本はAMAZONの紹介では「足が85本あるタコ、音波兵器を持つエビ、3時間ご飯を食べないと死ぬネズミ、放射能にも耐える超生命体、サイバーパンク深海魚―。地球上から集めた、愛すべき珍妙生物たちの信じられない生態と忘れられないその形。軽妙な語り口と精緻なイラストで普通の図鑑とはひと味もふた味も違います。あー、どこにいたんだお前たち!読んで爆笑、見て悶絶。ベストセラー待望の文庫化。」とあるが、正に「読んで爆笑、見て悶絶」の本である。
で、この季節になると散歩の途中でギョッとする生き物をよく見る。芋虫の大量発生というか押しくらまんじゅうである。
『キノヨワイ人、ムシギライの人は閲覧注意!クリック拡大要注意!』
庭や散歩道で見かけるのだが、とにかく薄気味悪い奴等である。体長は1〜1.5cm程度の芋虫状の形態で、体に見た目硬そうな毛が生えている。突如地面から湧き上がってきた感じで、何百匹も集まって押しくらまんじゅうしている。
ダリは興味を示さず、或いは奴にとっても気持ち悪いのか、素知らぬ顔をしていつも通り過ぎる。
それにしても今朝はマイナスで氷も張っているのに、何でまた地表にと人様は考えるのであるが、半日ほどすると跡形もなく姿を消しているのである。何だかずっと地中の『幼虫学校』で学んでいた子供達が、来る成虫となっての生活環境を視察すべく、この時期が彼等の修学旅行なのかもしれないと考える。
ネットで調べたら『ケバエ』という蠅の幼虫と出ていた。別に害がある奴等ではなさそうであるが・・・