今年も終わりである。仕事に関しては今まであまり作らなかった具象的デザイン、それも『花』をモチーフにした注文ばかり続いたが、それはそれでなかなか面白く、充実した年であった。
あちこちガタのきた身体も特段壊すこともなく終えたが、『カンレキ嬉しいな!』とはしゃいだ3年前に較べてやはり疲れがなかなか取れなくなったこと、夕方になると目が霞むことを実感した年でもあった。
昨日は年の瀬の例年のワタクシの仕事である2カ所のトイレの便器を徹底的に磨き上げ(水垢には#1500と#2000の耐水ペーパーを使って)、夜は親方のイデさん(漁協の元組合長で、彼の元で長く専務理事を務めた。印刷所を経営。親方と呼んでいる。正月で80才)と久しぶりに2人だけで町の飲み屋『水月』へ。親方のピッチは相変わらず速く、2時間で焼酎1本半を空ける。80才にして元気なものである。漁協や発電所問題の今後、アホノミクスの恩恵がこの町に果たしてあったのか等々・・・店を出る直前に猟師のマサルさんが来る。久しぶりに会うマサルさんも元気で何よりである。
昨夜は早く寝たので5時前には起きてしまう。本当に老人である。コーヒーを飲みながら新聞を読む。全くアベのおかげでイヤな世の中になったものである。
今日は1階・2階の洗面所とトイレの手洗いをやはり耐水ペーパーを使ってピカピカに磨き上げる。
夕方散歩。途中で20頭ほどの鹿の群れを見る。帰って仕事場から外を見ていたらその群れが我が家に挨拶に来る?
今年を総括するなら、『より暗く、イヤな時代になった』である。確か今年の元旦にも鹿の群れを見て「うま年であるから『馬鹿な国にならぬように』」と願ったのであるが、本当に馬鹿な国に一直線であった。