仕事している最中に「あのぅ〜、ちょっとこの曲の歌詞をネットで調べて欲しい」とか「iTuneでこの曲を買って欲しい」とか時々カミサンが言ってくる。甚だウルサイ。前にもパソコンの使い方を教えたのではあるが、3本ばかり毛が足りないカミサンであるから教えても直ぐに忘れる。おまけに彼女はデストロイヤーで、機械とあらば何でも壊す人でもある。
で、ワタクシからムスコ、ムスコからムスメへと渡って、昨年まで現役だった10年ほど前のPower Book G4 12’をカミサン用にすることにしたのだが、起動させようとしたら立ち上がらずにHDDがガリガリいっている。ではと乏しいお小遣いから大枚5千円を投じて取り寄せたHDDが昨夜届いたので交換することにする。前回のワタクシのiMacのHDD交換時と同じようにテーブルの上に綿のシーツを広げ、ムスメのMac Book Proを使ってネットの分解方法を見ながらバラす。とにかく細かいネジをやたら外さねばならず、両面テープを貼り付けた紙の上にバラしたネジを場所毎に貼り付けていく。2時間近く掛かってやっとHDDを交換する。そしてインストール・ディスクから起動!ちゃんとAppleマークも出てやれやれ。インストールも終えて設定をし始めたのだがここでトラブル。キーボードから入力出来ない!うんにゃ!やってしまった。実はキーボードを外す時にフラット・ケーブルのコネクターがなかなか外れず、ちょっと力を入れすぎてフラット・ケーブルがコネクターから外れてしまったのである。で、フラット・ケーブルをコネクターに苦労して取り付けたのだが、どうも向きを間違えて取り付けてしまったようである。仕方ない、また分解して反対に取り付ける。今度は全部組み立てる前に電源を入れてみる。無事起動し、キーボードから入力も出来る。全てのネジを締めて完了。やれやれ半日仕事となってしまった。
ま、OSも古いが、カミサンがネットで調べ物をする位なら充分使えそうである。
夜、ムスメに「カーサンにパソコンの使い方を教えてやって」と頼んだら「それってアルバイト?」ときた。う〜ん、カミサンにパソコンの使い方を教えるというのは猿に携帯を教えるのと同じ重労働かもしれない。ま、LINEやメールに返事を返さないと怒り狂う人間の顔をした猿が跋扈している世の中である、いずれきっちり『パソコン』や『ネットの裏』、『メールの恐ろしさや手紙との違い』を教えねばならないと、ちょっと頭が痛い。