昼のニュースで学習院大学山岳部の2名が阿弥陀岳で遭難したことを知る。詳しい状況は分からぬが、8日におそらくは北陵から登頂後にビバーク、昨9日3名は行者小屋に戻ったが2名が夜中になっても戻らないとのことで救助要請が出されたとのことである。昨日は普段殆ど吹かない我が家周辺でも強風が吹き、上は大荒れだったと思われる。雪崩に巻き込まれていなければよいのだが。
今朝から県警救助隊やOBも捜索に入った様子だが、朝から阿弥陀周辺には雲がかかり、ヘリはとても飛べそうもない。
学習院山岳部とはワタクシのいた山岳部も親しく、志賀高原でスキー中のカワダさんに連絡を入れる。毎年谷川岳の我々の小屋周辺で雪上訓練をやっていて、監督や現役の顔見知りもいるとのこと。
15時半頃、アトリエから見たら阿弥陀の南面の雲が上がってきたので、カメラを持って外に出てみる。中岳方面には雲があるが南面は晴れている。見ていたらちょうど長野県警のヘリが旋回しだした。
4〜5年前にも2名だか3名のパーティーが阿弥陀から行者小屋へと下山中に立場側に入り込み、救助に向かった県警救助隊の若い隊員が雪崩に流され(助かったが)、あわや二重遭難という事故(登山者は全員死亡)があった。何とか天候が持って今日中にヘリで助けられれば良いのだが・・・