先日はムスメの卒業式であった。ワタクシは考えるところあって『式』(旗立てたり、歌うたわされる式)には出ない主義であるからカミサンに行ってもらう。
夕方、卒業証書や卒業アルバムを抱えて帰って来る。とにかく式場の体育館が寒かった由。また驚いたことにムスメ以外全員が袴姿だったとのこと。ムスメは「私しゃあんな格好は絶対にイヤ!」と、散々あちこちのブティックを歩いて買ったジャケットとスカートで参加したが、『みんなが右向きゃ左、みんなが左向きゃ右』を実践しているようだ。
ま、「卒業おめでとう」であるし、ワタクシも中学・高校と6年もの長きに渡った朝晩の送り迎えからやっと解放されてヤレヤレなのである。
相変わらず吹雪や雨の日以外は歩いている。段々春めいてきてハウスで農作業を始める人も増えてきた。「暇だねぇ〜」と言われない為に歩くコースも考えねばならないし、鹿と間違われて撃たれてはかなわぬのでそれなりに考えねばならなくなった。毎日のように阿弥陀や甲斐駒やスキー場の変化を楽しんでいる。
それにしても政治屋どもの劣化が甚だしい。国会質疑を聞いているとアホ首相はもとより、与党も野党も余りに『言葉』が軽々しく「コイツラに税金を払っているのか」とイヤになる。言葉だけで『誰も引き受けない』社会が加速度的にひどくなってきている。政治屋だけでなくもちろん官僚もそうであろうし、否、国民全体がそうなってきているのだろう。社会全体がネトウヨ的短絡思考になっている。
我が身に置き換えてシミュレーションする、相手の立場に立ってシミュレーションするということが出来ない時代、子供達の未来は暗いとしか思えなくなる。