久しぶりに朝から晴れている。朝のダリ散歩。気温も0℃くらいで暖かい。裏の林の中を『春を探して』歩く。雪も殆ど融けてセギの周りに緑の草が出てきた。草食系ダリは夢中で『サラダ』を食べている。
フキノトウを探して庭を丹念に見て歩く。今年は先日ムスメが散歩に行った乙事で幾つか採ってきたのを味噌汁に刻んで食べたのみである。
一昨日は出ていなかったフキノトウが幾つか顔を出しているのを見つける。明日になれば幾つか収穫出来そうである。このフキノトウが顔を出すと「春だな」と思うし、「早く食べたい」と思うようになった。若かった頃にはそれほどにも思わなかったのだから、正に歳である。
『フキノトウ』の次には『コゴミ』や『セリ』『ワサビ』『タラの芽』『山ウド』と忙しくなる。
ダリ散歩後にウォーキング。今日は晴れの日曜日とあってあちこちのハウスで作業が始まっている。なるべく人のいない道を選ぶが困ったことに砂利道はまだぐじゃぐじゃで舗装路しか歩けない。ばったり大きなガラス張りのハウス前でユリカさんに行き会う。「ここがオラのハウス」。「エッ!」である。
ユリカさんはワタクシの『同期』である。この辺では中学まで皆同じ学校に通うので年が同じ人のことを『同期』と呼び、時々集まっては『同期会』などもやっているようだ。
もう10数年前にご主人を亡くしているが、孫は何人もいる。元気のよいオバチャンで、数年前には『同期還暦旅行』に是非と誘ってくれた。「あんまり知らない人ばかりだから・・・」」とお断りしたら、「大丈夫、ワシが守ってあげる!」と言われた。う〜ん、何から守ってくれる気だったのかしら?結局行かなかったが、ヨソモノのワタクシなんぞとも分け隔てなく付き合ってくれる優しい人である。いつも「ハウスに出勤しなけりゃ」「今日はあっちのハウスが云々」と忙しそうだから、てっきり近所のハウスを手伝っているのかと思ったら、大きなハウスをやっている『ゴウノウ奥様?』であった。丁度息子さんも通りがかり紹介してもらう。
久しぶりの晴れに阿弥陀岳が春霞の中に浮かんでいる。村の墓地の脇を通る。村の墓地はあちこちにあるのだが、最近どこのお墓も建て替えブームである。昔は石をぽんと置いた素朴な墓も多かったが、最近は黒御影石の立派なお墓ばかりでちょっと味気ない。