テキトーに降って欲しいものである

18日は除雪作業の上、検査の後であるから疲れて早寝。19日、寝坊して起きてきたらまた10〜15cm積もっていた。朝食後、除雪機を掛ける。上のムネヒコさんがスコップで除雪している。聞いたら除雪機が壊れたとのこと。ムネヒコさん宅まで往復。農機具屋に「そろそろ新しいのを」と言われたとのこと。除雪機なんて使わない年は年1〜2回しか使わないのであるが、買えば40〜50万円である。雪なんて放っておいても春になれば自然に消えるのであるから「便利」を考えなければ「いらない物」なのであるが。とはいえ一昨年の大雪以来売れまくっているそうな。午後は建設中のコマイさんの現場で設計士のニシさん・ハシヤタさんと打ち合わせ。巨大な外観が雪の中に立ち上がっている。エントランスからリビングに通じる吹き抜けの巨大な壁面がぽっかり空いていて、「ここにステンドを」とのこと。外光も十分取れそうだし、ステンドを嵌め込む木枠の区割りも自由に指定して欲しいとのことで、創作意欲を大いにくすぐられる場所である。ただし、6月末竣工となると如何にも時間がない。3月末までに現在製作中の仕事を何とか終わらせても3ヶ月しかない。3ヶ月で10数m2とは・・・

帰りに郵便局の下を走っていたら、雪の歩道をカッちゃんが赤い顔をしてフラフラ歩いている。「どしたの?」と聞くと「野菜生産者の集まりがあって飲んじまって・・・」とのこと。まだ4時前であるが足元がおぼつかない。カッちゃんは町役場の元総務課長で、漁協組合員でもある。退職後は百姓をやっているが色々な役員に祭り上げられ、いつも忙しそうである。車に乗せて送って行く途中の酒臭いことといったら・・・さかんに「ちっとは降ってくれなきゃ困るんだけど、もちょっとテキトーに降ってくれなきゃ困る!」と息巻いていた。
設計士のハシヤタさんも現場の雪掻きで腰をおかしくしたとボヤいていたし、ムネヒコさんちの除雪機も壊れるし、大雪降って儲かるのは板金屋と農機具屋と整体師のようである。

20日。今朝も寝坊。寒い。外はマイナス10度以下である。おまけにまたチラチラと降っている。IMG_4614(変換後)

テレビをつけたら『息をするようにウソをつく』アベのドヤ顔の大写しに、気分が悪くなり直ぐに消す。

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