2階の客間としている和室の壁に紙を貼り、原寸図を描いている。1600X800が横に3枚繋がるので、机の上では描けないのである。1/10のデザイン画と壁に貼った原寸大の紙にそれぞれに対応する罫線?を引いて描いていくのだが、立ったり座ったり、中腰になったりと結構忙しい。どうも好きになれない作業である。エエィ、プロジェクターで投射しちまおうかとも思うが、端から端まで一気に線を引いた時の線はやはり力強いと思うのでガマン・ガマンなのである。
で、使う鉛筆は2Bであるが、削る鉛筆削りは60年近く前の物のCOLLEENの物で、重い鉄製である。これはワタクシが小学校に入った時にお祝いとして親が買ってくれたものであり、カミサンよりずっと長く付き合っているのである。中学生の頃だったか一度刃を研いでもらったことがあるが、今ではそんな職人ももういないのではないかと思う。最近はあまり鋭くは削れなくなっているのだが、逆にこの太さが原寸図を描く時に丁度良い太さとなっているのでまだまだ現役である。ハンドルを回すとさすがにキーキーと鳴るので、仕事前に溜まった削りかすを捨て、CRC556を注してから使っている。
普段は1階のアトリエで仕事しているのだが、2階からの景色はなかなかに新鮮であり、ついつい目が逸れるのであるが・・・