仕事関係の資材、例えばガラスや鉛レール等々を買ったら必ず領収書をもらい、確定申告時に使う。後は打ち合わせに上京した時の交通費もある。後は租税公課とか通信費、損害保険料等々は生活に使った分と按分して申告する。
もう30年も前のことだが、学生時代の友人の税理士に飲み屋で申告書を見てもらったことがある。「うん、こんなもんでいいんじゃない」「アハハ、接待交際費はゼロですか」と笑われた。で、飲み代はワタクシが出したのであるが、レジに向かって彼がすかさず「領収書ちょうだい」と言って、貰った領収書を「来年の申告に使うように」と言ってワタクシに渡し、「お前なぁ、仕事がらみならどんな領収書でもちゃんと貰うこと」「これは立派な接待費!」と言われた。
で、ワタクシの場合はというと、材料費以外の領収書はまず貰ったことがない。例えば東の都で取り付けの場合、人出が必要なときにはムスコに手伝ってもらうことがあるが、その賃金や昼飯代や夜のご苦労さんの飲み代の領収書もまず貰ったことがない。後で「こりゃイカン」と思うことが無きにしもあらずであるが、どうも自分の飲み食いの代金が入っているかと思うとちょっと気が引けるのである。ウンニャと勇気を振り絞って領収書をもらっても大抵は申告に使ったことがないのである。ま、稼ぎが少ないのだから使う必要もないといいますか・・・
連日ネズミ男みたいな貧相な顔の都知事の問題がニュースを賑わしている。出てくる領収書が『クレヨンしんちゃん』だの『ピザ釜の作り方』だの『下着代』だの『千葉のホテルの宿泊費』だのと、何ともミミッチク、セコイのである。そのくせ第三者の厳正な判断とかいってこれまたヤメ検の目付きの悪い男が出てきたりとワイドショーの格好のネタとなっている。
今はペーパーワークやガラス・カットも終わり、鉛のレールで組む仕事に追われている。普段はJAZZか中島みゆきか、はたまた百恵ちゃんあたりを聞きながら組むのだが、今回はネズミ男が面白くて朝からワイドショーのTVである。ドラマは『見なければならない』ので仕事に向かないのであるが、もうマンガとしか思えない都議会の中継は仕事をやりながらの『ナガラ見』にはこれ以上のうってつけはないのである。もう仕事がはかどってはかどって仕方ないのである。
普通の神経ならもう恥ずかしくて外を歩けないと思うんだが・・・ま、アマリやイシハラなんかに比べれば『法的に問題ないオレが何で!』とか『イシハラはもっと巨額を使っていたのに、チクショウ!』とか思っているのあろうか。
今日は都議会議長が辞任するよう説得とか、各会派が不信任案とかやっている。東の都の民には申し訳ないが、やっぱり百条委員会までネズミ男には頑張ってもらえるとワタクシの仕事もはかどるのであるが・・・