今朝は起き抜けにTVをつける。血縁はないのであるが、なんたってワタクシの遠い親戚がオリンピックに出ているのである。恐れ多くも『霊長類最強女子 ヨシダサオリ』なのである。地上波もBSも他の階級の試合をやっていてヨシダの53Kg級の結果は分からない。そのうちアナウンサーが「ヨシダのショックが尾を引かなければ・・・」みたいなことを言っているので負けたことを知る。残念、昨日のイチョウに続いてオリンピック4連覇はならなかったようだ。その後のVTRで53Kg級の決勝戦を見るが、ヨシダは銀メダルであった。試合後のインタビューで「金メダルを獲れなくて申し訳なく・・・」みたいなことを言っていたが、北朝鮮ではあるまいに、こう言わざるをえない雰囲気がこの国のスポーツ界にはまだあるようでイヤだなと思う。
雑感であるからめちゃくちゃを書く。昔、ワタクシの母方の祖母がクラシック・バレーを見て「まあ、はしたない!」と言っていたことを思い出す。彼女がシンクロで浅草のレビューのラインダンスの如く水面に足だけを突き出す演技を見たら何と言ったかと思わず笑う。
前にも書いたが、『表現』で勝敗を決する競技というのはワタクシには余り興味はない。やはり素人でも勝敗がはっきり分かる陸上や水泳、重量挙げ等々の方が面白い。
またオリンピック自体、競技数を増やし過ぎているとしか思えない。そのうちにゲート・ボールなんぞもオリンピック種目になったりして・・・
ワタクシなどオリンピックはアマチュア・スポーツの祭典として64年の東京オリンピックに熱狂した者からすると、プロ選手ばかりのサッカーや野球、ゴルフなんぞにはどうしてもオリンピック種目として違和感があるのである。だったらプロボクシングだって・・・
全てがケイザイ論理に支配されているようにしか思えず、昔のようにどこか楽しめないのである。
まあ、体罰問題や精神論等で柔道界を去り、今やネアンデルタール人のような顔をしてバラエティー番組ではしゃいでいる前監督から井上康生監督になった柔道が幾つものメダルを獲ったことにはちょっと救われる思いであるが。