近頃の老人には道徳教育を!

先日の東の都への高速バスでの話し。席は一番前の通路側。こりゃ自分が運転している時より視界が広いと喜んでいたのであるが・・・
小淵沢のバス停で10数名の70前後と思われるオバチャン団体が乗車。列をなして静かに乗車なんてワタクシも期待しちゃいないが、乗り込んでから「この荷物、荷物室に入れてくれない?」「あっ、バス停にリュック忘れてきた」etc.etc。運ちゃんの「走行中は立ち上がらないで」なんて注意はまるで無視。「このお菓子食べてみて」とか言って歩き回る。運ちゃんがぐっと堪えているのが後姿から伝わってくる。
次の須玉かどこかのバス停では歳の頃80歳位の爺さんが運ちゃんに「この回数券で乗れる?」と聞いている。「乗れますよ」との答えに「次はどこで止まんの」「長坂です」「じゃそこで降ろして」「いえ、下車は八王子までできません」「どうして?」「高速バスは路線バスとは違って乗車バス停と下車バス停があるんです」「いいじゃない、どうせ止まるんでしょ!」運ちゃん「・・・」「じゃその次は?」「日野です」。ここで爺さん暫く考え込んだあげく、「じゃ降りる」とステップから降りたと思ったら「やっぱり乗る」「どちらまで?」「新宿!」。ワタクシとは通路を挟んで反対側に座ったのだが、見るとザックにイーゼルなんぞを結わえつけてあるから絵でも描きに八ヶ岳に来たのであろう。座るなりスマホをいじっているから決してボケているわけではない。次はザックから飲み物やおにぎりを出してムシャムシャ。

暫く走って双葉SA。「休憩は15分間です。⚪︎⚪︎時⚪︎⚪︎分には発車致します。数分遅れていますので時間厳守でお願い致します」のアナウンス。でも案の定5〜6名のオバチャンが帰ってこない。待つこと2〜3分で数名がご帰還。運ちゃんがカウンターを持って人数を確認するもまだ2名足りない様子。また暫く待つ。その間オバチャン達は知らん顔。「どこ行ったんでしょうね?」じゃないだろう!さっさと探しに行けと言いたくなるがガマン。そのうちオバチャン2名がやっと帰ってくるが「お待たせして申し訳ない」の一言もなく「あらぁ、もう時間」とかなんとか言いながら平然と乗り込んでくる。ワタクシ、じっとガマン。

で、やっと新宿には10数分遅れで到着。ふと横の爺さんを見ると気分が悪くなった人の為に前席のシート裏に差し込んであるビニール袋に空いたペット・ボトルだのおにぎりの食べ残しなどを詰め込み、席と壁の間に押し込んでいる。ワタクシさすがにキレル。「ちゃんと持ち帰りなさい!」と言ったら睨みつけてくる。こちらも睨み返し一瞬対峙。「チェッ!」と言ってビニール袋を持って降りて行った。

2〜3日後、今度は国立からJRに乗った時の話し。大工仕事に疲れていたので座る。この電車で座るという行為はごく最近になってからである。自分より年上の人が乗っては来ないか、妊婦さんが乗っては来ないかと気疲れするので出来るだけ立っていたのだが、ワタクシも還暦を過ぎ、時々座る。で、西国分寺だか国分寺でそこそこ混みだし、立っている人も多くなった。ワタクシの前には若い女性が2人。二人ともは今風というか破れジーンズ(ダメージ・ジーンズとかいうらしいが、なんでわざわざ破れているのを?と前期高齢者は思うのだが・・・)を履き化粧ちょっとキツメの今風ギャル。聞くとはなしに話しを聞いていたら「これからカテキョのバイト」とか「経済の⚪︎⚪︎先生が・・・」とか言っているので学生らしい。そこへかなりなお歳のオバーサンが乗ってきた。これは席を譲らねばと思った瞬間、ギャルの一人が、ワタクシの正面に座っている制服姿の男子高校生に向かって「あなた、席を譲ってあげなさい!」と仰ったのである。男子高校生、今風ギャルに言われたものだから「ハイッ!」と返事して立ち上がる。今風ギャルはオバーサンを気遣って手を添えて座席に誘導。オバーサンも「ありがとう」と高校生とギャルに頭を下げながら嬉しそう。今風ギャル、何事もなかったように友達とまたオシャベリ。
う〜む、カッコイイ。

ま、バスの中のオバチャン連中は歳の頃からみて『教育勅語』はちょっと無理。爺さんは知っている年代。今風ギャルは当然知らない世代。

『道徳教育』や『教育勅語』なんてクソクラエ。ま、どう見ても真っ当に育ってはいないアベ家には必要かもしれんが。

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