今日も良い天気。梅雨は何処に行ったの?庭先の両側の川もチョボチョボしか流れていない。
郵便局の入り口で「大ちゃんのオトーサン!」と見知らぬ若者から声を掛けられる。「?・?・?」。分からない。「ユウマです!」にビックリ。ムスコの保育園からの友人。保育園・小学校・中学校を通してムスコの一番の親友だった。ガキの頃からヤンチャであったがカラッとしていて可愛い子であった。毎日のように学校帰りに遊びに来てはワタクシの親父に捕まって宿題をやらされ、騒いでは怒鳴られても
毎日のように来ていた。親父がアッチの世界に逝ってからは毎年命日に「ジイちゃんには世話になったからな」と言って花を持って来きてくれるような優しい子でもあった。
ムスコとは違う高校に行ってからは輪をかけてヤンチャとなり、暴走族まがいをやったり、警察の世話になったりで中退。仲間と肩を怒らせて歩く姿はちょっと滑稽だったが、駅前などで「オイ、ユウマ!」と声を掛けるととたんに子供時代の顔に戻り「コンチワ!お元気ですか?」と面白かった。そんなこんなの後、ユウマを殊更可愛いがりながらも病弱だったオカーサンを亡くし心機一転したのだろう、大検を受けて合格。静岡の幼児教育学校に入った。ユウマが幼稚園や保育園のセンセになるなんて、こりゃいいと我が家中で大喜び。入学前にはカミサンにピアノまで習いに通っていた。その後東京で幼稚園のセンセになったと聞いていたのだが、もう何年も会っていなかったのである。
今日会ったユウマはネクタイ姿。小太りだったのがほっそりとし、何より目付きが全く別人。キラキラとまるで子供時代のような可愛らしい目付きになっていた。「7月1日から地元の保育園に勤めることにしたんです」とニコニコしている。10分ほども立ち話した後、再会を約して別れたのであるが、農協に寄ったらまた会った。自販機でコーヒーを買って「ハイ」と渡してくれる。農協前のベンチでまた話す。幼稚園は女性中心の職場であるからそれなりの問題も多くて大変だとか、でも子供と接している時が楽しいとか、同級生の誰々は何をやっているとか、東京での暮らしは刺激的だったけれど疲れるとか・・・「何時でも遊びに来いよ」と言うと「本当に行っていいんですか?絶対に行きます!」とニコニコしている。
人って変わるもんだと嬉しくなる。
カミサンが鉢植えで育てている?アマリリスやアロエやランの花が咲く。アマリリスは毎年巨大な花を幾つも咲かせる。アロエはどんどん増えて鉢がどんどん増える。カミサンはせっせとアロエ化粧水を作っているが、日焼け後に塗ると痛みが消えるし、刺身にもなるなかなか便利な奴であるが、増えすぎ。只今引き取り手募集中である。