ムスメが帰省していて暇そうなので『カガミダイ』のステンドの原画と65cmX65cmの実寸図を描かせた。う〜む、細かすぎる。型紙を作るには実寸図の描線の左右0.5mmづつ小さくしなければならない。これではヒレなどは細い部分で2mmもない、先っぽはまるで針なんてのもある。これでは単なる絵でしかない。おまけにそんなに細いガラスを切り出しても半田を流したら埋まってしまう・・・
で、どうしたかと言うと、そのまま作ることにしたのである。
ワタクシも歳であるからそんな細かいガラスカットもそうそう出来ないから、この際「馬鹿ですねぇ〜」というようなことをやってみたかったというのもあるし、65cmX65cmという中でカガミダイをなるべく忠実に描けとステンドを作ったことのないムスメに描かせたのだからやむを得ない部分もある。それで、ま、一丁やってやるかという気にもなったのである。細い部分は細いテープ、ないしは貼り付けたテープをカッターで細くして・・・
ところがやっぱりタイヘン。ルーターで削り出すや、ダイヤモンドソーでカットするなんて出来るだけしたくなく、ガラス切り一本で勝負であるから遅々として進まない。目が疲れる、腰が痛くなる、集中力が続かない・・・朝から集中してカットしていると3時過ぎにはもう眼が疲れてダメ。
で、ウォーキングに出る。山は段々白くなってきている。隣の紅葉も赤くなってきている。
金はないが、毎日こういう風景が見られるのだから贅沢は言えないなと毎日思うのである。