漁協

一昨日の停電は朝7時半頃から始まり、通電が開始されたのは14時半頃であった。昼間で良かった。冬の夜間であったらこの辺でも増え始めているオール電化の家では大変なことになっていただろう。

一昨日夕方からは漁協理事会。来年度予算案が討議されたのだが、漁協の付帯事業としてやっている釣り堀の赤字化が問題となる。釜無川漁協ではニジマスの稚魚を11月頃に業者から購入。これを釣り堀から10Kmほど離れた湧き水のある養魚池で育て、5月のGWあたりから釣り堀に運んで釣らせる事業をやっているのであるが、稚魚を育てるには朝晩の餌やり、ゴミの除去、大きさの選別、草刈り、病気への対処、釣り堀への運搬(GWやお盆には多い時には連日のように運ぶ)等々大変な労力を必要とする。また釣り堀の管理人、沢から釣り堀への水路の見回りも欠かせない。こうすることで臭みのない、他の釣り堀では味わえないような美味しいニジマスを提供しているのであるが、なんせ人件費がかかる。おまけに魚に病気が出たりすれば毎日のように数百匹からの稚魚が死んでしまったり、雨が降れば釣り堀の客が来ないのであるから、なかなかに難しい事業でもある。おまけに漁協全体を見れば、川の釣り人も激減してきている現状にどのように対処するかも考えねばならない。

そんな難しい問題を抱えているのであるが、ワタクシ自身、体のこともあるし、体力・気力も落ちてきて漁協の理事を辞めさせてもらうことにし、昨日それを伝えたのである。36歳の頃、当時の組合長であった親方(イデさん)に誘われて漁協組合員となったのであるが、翌年には理事に推され、それ以来30年近く理事や専務理事をやってきたのであるが、さすがに疲れたといったところである。この漁協の問題点はどこの内水面漁協も直面している組合員の高齢化がある。若い釣り人が減り、また漁業協同組合に加入しなくなってきているのである。若い人が釣り以外の多様な趣味を持つことによって、組合員になりたがらないこと、「川を守る」という意識を持たずに、時々釣りをしたければその時に巡視員から日釣り券を買えばいいという意識に変わってきたことなどが挙げられ、従って漁協自体が高齢者団体となり、理事も高齢者ばかりとなってしまっている。ワタクシは30年近く理事をやってきたが、理事10名中、最初から最後まで一番年下だったのである。
どうにも困ったことである・・・

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