小笠原諸島から北進後、伊豆半島沖から急カーブして西進、東海地方に上陸後、中国地方を縦断、九州を縦断後に現在は九州南海上付近で再発達中という異例のコースを辿っている台風12号であるが、この近辺では大したこともなく通過してくれたのはサイワイであったし、少なくとも通過した各地でも死者が出なかったことほっとする。
かつての伊勢湾台風時にこの村では土石流によって10数名が亡くなっていて、我が家なんぞはそのど真ん中にいるわけで、さすがに今回の12号に対してはサッサと避難準備だけはしておいたのである。
サイワイ、居ても余り役には立たないというか、イザという時には足手まといになるカミサンは25日から上京中であったので、ワタクシ1人が逃げ出せば良いだけである。徒歩で逃げなければならない場合を考え、ザックに貴重品と水、着替え、非常食等を詰めて玄関へ置き、車にはいつも家に置いてある20lのポリタンの水を新しいものに替えて積み、スコップやチェーンソー、ロープやブルーシートも積み込みこんだ。後は風呂に水を満たし、デッキに積んである薪用の端材が風で崩れてガラス窓を割らないようにして終了。
さてと28日夕方からの台風襲来を待ったのであるが、伊豆諸島沖で大きく進路を西に向けた台風のおかげで日中は殆ど風も吹かなければ雨も降らない。ネットの雨雲の動きを見てそろそろ雨がと思っても降らない。長野県防災情報メールでは富士見町に大雨・洪水・暴風警報と次々と発令されるのであるが吹きも降りもしない。0時頃まで待ったが変化なし。寝ていたら、2時頃になって凄まじい雨がやっと降り出したのであるが、2時間ほどでオシマイ。両側の川の水も大して増えてはいなかった。
ヤレヤレの嬉しい肩透かしであった。
それにしても急速に世界規模での天候異常が続いている。まだ7月。これからが台風シーズン本番!