カミサンもやっと昨年スマホにしたのであるが、ナニ、使い途はメールと通話のみである。何回教えても使いこなすにはほど遠いのである。ま、こんなことを書くと「アンタのカミサン馬鹿なんじゃないの?」と思われそうなので一言添えると、便利・便利とさも使いこなしている風の人から3メガもある写真が送られてきたり、CCとBCCの使い方をメチャクチャにしている人もいるのであるが・・・
で、何を書きたいかというとスマホという武器を持ったカミサンが何に使っているかというと、それがチェスなのである。それも年中やっている。「ゲーム脳になるゾ!」と言ってもやっている。バカめ!
ところが先日「フ」としたことからワタクシのタブレットに将棋を入れてみたら、これに嵌まってしまったのである。
元々、将棋というのは小・中・高・大と全く知らずに過ごし(麻雀も全く知らない)、30前後を毎冬一ヶ月白馬のカマのヒュッテの居候として過ごすようになってから教えられたのである。今思えばカマも相当な初心者であり、時々はワタクシでも勝つようになったのである。カマ云く「さすが数学者のムスコ!」とおだてるものだからすっかりその気になっていたのであるが、結婚後カミサンとやったらものの数分で負けた。カミサンの将棋というのは先ず守りを固めるというセコイ戦法なので、全く守備なんて考えずに「突っ込め!突っ込め!」の乃木大将ばりの攻撃しか知らないワタクシはあえなく玉砕するのである。悔しいからそれ以来将棋はやってこなかったのであるが、タブレットの将棋はランクが3段階あり、おまけに「待った!」が使えるので、結構というか中クラスでも8〜9割方勝てるようになったのである。ワタクシも少々の進化を遂げ、先ず王の周りを金銀で囲む程度はしてから、飛車のみでガンガンと乃木大将ばりの攻撃を仕掛け、取れるものはどこにある歩であろうが全て手中に収めるという戦法である。であるから時として敵の術中に嵌り、角やら桂馬といった斜め前にしか進めないとか、二歩進んで一歩横になんてセコい卑怯者にしてやられ、ワタクシの唯一の攻撃駒である飛車を取られる場合もあるのであるが、そこは、それ、「待った!」である。
ま、AIなんてものが入っていないのでワタクシにはちょうど良いのであるが・・・
次は最高位のクラスに「待った!」付きで遊んでもらおう・・・
ワタクシもゲーム脳?