都市の大停電

8日夜接近の台風15号は今は同じ富士見町民で、大昔、東の都の小学校で同級生だったトオミネ君が「川が増水したら私の家に避難して下さい」との親切なメールをくれたのだが、寝てる間に通り過ぎた。風もほとんど吹かず、雨もほとんど降らずで助かった。
ただ千葉県では60万戸以上が停電し、11日午前中段階でも50万戸が依然停電中とのこと。
故DADAさんの奥さんであるマサヨさんにメールしたら、家は雨樋が落ち、DADAさん手作りのビニール・ハウスが壊れた程度で、停電も数分で済み、水も出るが、NTTがやられたようで家電も携帯も通じなくなったとのこと。千葉大前のお店は水も電気もネットも問題ないのだが、お店まで車で40〜50分の道のりが1時間半〜2時間かかるとのこと。ニュースでは電気の止まったことから熱中症で亡くなられた方や、老後施設で暑さに苦しむお年寄りの現状や信号の消えた道路、停電で明かりの消えたコンビニなどが次々と映る。
気象異常が続いているが今後このような大停電が大都市で次々と起こることが当たり前となって行くのだろうか。
電気に頼った現代生活・現代文明というのは脆いものである。
その点、田舎ではまだましかもしれない?(水は湧き水、トイレは何処でも?食料はそこいら?暖房は薪)

我が家は昨日から屋根屋さんが4名入っていよいよ屋根の全面葺き替えが始まり、破風などの端の処理。台風一過の酷暑の一日であったがご苦労様。

今朝は昨日よりも少しは涼しくなる。親方と3人の若い職人がまずはトラックの荷台に積んできたでかい機械を使って、ロール状に巻いたガルバリューム鋼板の継ぎ手を雨が侵入しないように曲げていく。このロールは9mの長さに切った鋼板を何枚か巻いてあるので60Kgあるという。

凄い機械である。かつては屋根の上で木槌を使って曲げて作っていた継ぎ手が、スルスルと昔よりずっと複雑な継ぎ手となって吐き出されてくるのである。見ていて飽きない。
ワタクシは小さい頃から職人さんの仕事を見るのが好きで、大工さんや水道屋さんやガス配管屋さんなどが仕事しているのを下校時に見つけると、ランドセルを背負ったままずっと見ていて、帰りが遅くなっては親に叱られたものであるが、今でも職人さんが入ると自分の仕事が手につかないのである。本当は自分の仕事で尻に火がついているのだが・・・

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