昔、「パンツをはいたサル」という経済哲学者が書いた本が流行ったことがあったが、この人の顔を見ると「パンツをはいたチンパンジー」とついつい思うのである。
一応経済学者という肩書きも持っているらしいが、現在は人買い屋パソナの会長をやっている。
「新自由主義」の旗振り役で、小泉内閣で経済財政政策大臣だかをやり、この国を格差社会にした人物だと思っているのだが、今では人買い屋の親方として相変わらず政権とべったりの関係で既得権益で懐を膨らまし続けている。特に東京オリンピック関係では数十億円以上も儲けているらしい。
昨日はネトウヨ番組でコロナ対策分科会の尾美会長の「今のパンデミックの状況で五輪を開催するというのは、普通はない」という先日の発言に「明らかに越権」と噛みついた上、「なんでやるか、やらないか、あんな議論するか、私はわからない。だって、オリンピックってのは、世界のイベントなんですよ。世界のイベントをたまたま日本でやることになっているわけで、日本の国内事情で、世界に『やめます』というのは、あってはいけないと思いますよ。世界に対して、『やる』と言った限りはやる責任があって」と、開催強行を主張し、世論は中止が6、7割を超えていることを指摘されると「世論は間違ってますよ。世論はしょっちゅう間違ってますから」などと強弁したとの事。
「福島原発事故はアンダーコントロール」・「復興五輪」・「簡素な五輪」・「人類がコロナに打ち勝った証」等々、嘘ばっかりの東京オリンピック開催の是非に、既得権益者の最たる「パンツをはいたチンパンジー」が「世論は間違っていますよ」とヌケヌケと言い放つのであるから厚顔無恥・盗人猛々しいにも程がある。
さすがにネットで炎上しているらしいが、お願いだからパンツだけは脱がないで欲しいものである。