山太=サンタ転じてサタンとなるの記2

サタンも眠い。
時々机の下の我々の足元やリビングの真ん中で眠り出す。こちらも疲れてソファーで横になると寄ってきて、どこか身体を擦り寄せてくる。時々腹が立つがなんとも愛らしい。愛嬌だけで生きてきやがってと思うが、サタンが悪いわけでもなく、邪険にも出来ない。こちらの寝入り鼻に顔を舐めたりもする。
何とか昼間眠らせずに夜眠らせたいが、どうも眠るのは奴の方が素早く、横になったと思うとイビキなんぞまでかき出す。

また朝の散歩後にあげたドッグ・フードは夕方になっても1/3程食べ残している。ここまで食べさすのにチーズの欠けらやら鳥ササミのソーセージなどどれだけせしめたことか。そのくせ、ワタクシが奴のケージに近寄ろうとすると慌てて走り寄ってドッグ・フードの食器に顔を突っ込み、死守する。が、食べるわけではない。手を出したら「ウーッ」と唸る。
そのくせワタクシの古いスリッパと戯れてもうぐしゃぐしゃにしたくせに、ソファーで横になろうと今履いているスリッパを忘れよう物なら、どこからともなく現れて咥えて行く。
まさに「俺の物は俺の物。お前の物も俺の物」である。
誰に似た!飼い主に違いない!ふむふむ、今後イッペイさんには気を付けよう・・・?

散歩で疲れさそうと散歩の用意をするが、サタンはリードを付けさせようとしない。オヤツで誘ってなんとか騙してリードを付け、一睡もしていないカミサン、トボトボと歩いて行った。ワタクシは古くなったドッグ・フードをその隙に捨てる。
長い散歩を終えてご帰還なさったサタンに夕食を与えるが、ドッグ・フードだけでは食べそうにもない。チーズと鳥のササミ・ソーセージを細かく切り、ドッグ・フードによく混ぜて与えると、まあまあ食べた。

サタンには何の罪もない。大好きなイッペイさん夫婦に突然置き去りにされて寂しいだけなのである。明け方ソファーで寝ていたカミサンを乗り越えてソファーの狭い背に登ってじっと外を見ていたという。イッペイさんが現れるのを待っていたのだろうか。

さあ、今夜はどうなる?

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