昨夜のこと。夜11時半過ぎだったと思うが、もう寝ようと歯を磨きながら何気なくBSテレビをつけたら、旧車をやっていて、懐かしい車が出てきた。三菱コルト1100fである。この車、ワタクシが大学卒業直前頃だったかに最初に買った中古である。勿論ワタクシが全額払った訳ではなく、親の援助もあってだったが・・・
中古車情報誌で見つけ、保谷(今の西東京市)の近くのちょっと脇に入った小さな修理工場にその車はあった。結構傷も着いていたし、シートに破れもあったし、人気のないコラムシフトであったが、その形に何とも惚れ込んだのである。
この車にはエンジンが壊れるまで数年乗った。「格好悪い」という人もいたが、ワタクシにはこの車の何とも言えないお尻のキュートさが好きだった。
そう言えば、卒業して就職し(2年10ヶ月籍はあったが、仕事中に追突事故に遭い、出社したのは合計10ヶ月だった。但し給料・ボーナスは全額払われ、最後の1年くらいは既にこちらで手作りの家を建てながら、月に1回だけ出社すればよいとの全くの不良社員だった)、ある日、帰宅時間に急に大雨が降り出したので、実家の近くに住む結構可愛い顔した女子社員を送ってあげたのだが、車中で「何でわざわざこんなおかしな格好の車を買ったの?」と言われたことがあったのを思い出した。ワタクシ「オメーみたいなブスに言われたかないよ!」と言い返す
こともせず「ふうぅ〜ん、じゃどんな車が好きなの」と聞いたら案の定「そりゃスカイラインよ!」とこきやがった。それ以来口も聞かなかったが、アイツどうしているだろう。
それ以来50年、何台もの車を乗り継いできたが、一番懐かしい車である。