別れ

昨日は従姉妹の葬儀に参列。

11月24日夜22時過ぎに従兄弟から電話が家電に入る。「姉が今日急死した」との知らせであった。丁度スマホのアップデート中であったので繋がらずに家電の方に掛けてくれたのだろう。
オクズミは親戚が少なく、従兄弟と言えるのはオヤジの弟の長女と長男の二人である。その長女が夕方、足が痛いというので救急車で病院に向かったのだが、既に動脈乖離が進んでいて発症から2時間後に息を引き取った由。あまりに急な事に呆然とする。
カミサンは仕事で抜けられず、大阪の姉は孫にうつされたマイコプラズマは治ったものの、まだ肺が真っ白とのことで失礼させていただく。

昨日27日に鎌倉の斎場で11時から家族葬と連絡を受け、朝5時25分発の高速バスで新宿に向かう。昨夜からの大雨は上がり星空で、妙に生暖かいがまだ真っ暗。
途中中央道の府中IC辺りから渋滞が続き、8時5分新宿到着が1時間以上遅れて9時20分頃となる。直ぐに鎌倉行きの電車をスマホを使って調べ、戸塚乗り換えで間に合いそうな電車に乗り、15分前くらいに斎場に着く。家を出てから5時間以上掛かっている。

家族葬とあって20名ほどが集まり、無宗教での葬儀であった。
お亡くなりになった従姉妹とは6年前に叔母の葬儀の時に30数年ぶりに会って以来で、その時「次にオクズミが集まるのは僕の葬式の時になるだろう」と言った覚えはあるが、まさか彼女が70歳で先に逝くとは思いもしなかったのである。
言葉が出ない。

火葬場は失礼し、鎌倉駅で昼食をかき込み、14時25分発の高速バスに乗る。
途中、晴れ渡った夕暮れに雲が激しく動き、真っ白になった富士山もうっすらと望める。
思わず涙が流れる。

6年前に会った時には「ちょっと血圧が高めで薬を飲んでいるけれど、元気」との事に「降圧剤は僕も10年以上飲んで身体に悪いことばかりやっているけれど、僕もまあ元気にしている・・・」
そんな彼女が僕より若くしてとは・・・

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