除雪機整備

過日、某君から聞いたのだが「昨冬、除雪中に除雪機が急に走らなくなり、坂道を押し上げて家まで帰り修理屋に連絡したら、数日後には来てくれたが、一旦店まで持ち帰り修理代に3万ナンボも取られた」との事。我が家の除雪機ももう20数年使っているが一度もベルト交換していない。そこでnetで調べたら自分でもまあ交換可能と分かった。Yahooで走行用と除雪用のベルト2本を4200円という純正品を注文したら翌日届いた。
YouTubeなどで交換方法を確認し、昨日昼過ぎから交換作業開始。

平な場所でないと難しいとのことだが、我が家の外では真っ平な場所などない。そこで玄関の中で作業することにするが、3段の外階段を登らねばならず、軽トラ荷台に乗せる為のアルミ梯子を使って2畳の玄関内に運びこむ。

先ずはカバーを外した後、オーガ(除雪部分)を本体から外すのであるが、これが大変。10本のボルトで本体に固定してあるが、内6本はメガネレンチが入らないような狭い場所、本体下部のどうにもやり難い場所などにも2本ある。このうち下部1本に関しては錆びついていて5−56を吹きかけてもどうにもレンチでは回らない。色々考えたが、人力では回せないし、下手にボルトの頭を潰したら大事である。そこで除雪機を一旦外階段の上まで動かし、玄関前のテラスとなった場所に片側のキャタピラーをテラス外にはみ出させるように斜めに停める。甚だバランスが悪いが、除雪機が下に落ちないギリギリの場所に微調整する。何とか電動工具が入りそうである。トルク・ドリルでボルトを外す。ヤレヤレである。また玄関内に動かし、すべてのボルトを苦労して外し、オーガ部分を本体から外す。

膝の手術をして以来、ずっとしゃがんでいるのが辛い。要らない小さなカーペットを敷いて尻をつけて座ったりと狭い玄関でなかなかの苦行である。

ベルトは走行用と除雪用とも外し、新しいベルトに交換するが、ここからが結構大変。ブレーキシュー用のバネが外れたりなんだりあり、また膝も痛く、昨日は夕方となってしまい交換終わらずに玄関に除雪機を分解したまま一晩置く。

今朝も交換作業。カミサンの手は小さいので狭い場所にボルトを差し込んで貰おうと思っていたが、アイニクと用事で外出。

この除雪機はHONDA製であるが、さすがに凄いと思ったのは本体にオーガ部分を差し込んだ時、10本のボルト位置がピシャと合うのである。
この辺りはさすがHONDA製というか日本製である。イタリア車などボルトを外して修理してから組もうとするとボルト穴が合わない事など当たり前らしいが・・・但し、ボルトを締めるのは大変。キャタピラーと本体の狭い間など、長い柄の平メガネレンチでも持っていなければ、なかなかいっぺには締められない。何とかラチェットレンチや柄の短いレンチなどを取っ替え引っ替えしながら組む。

途中仮止め状態でエンジンをかけ、走行・除雪フィン共に動くことを確認してからボルトを締め上げる。
結局昨日午後と今日の午前中かかって交換完了。

最新の機種なら少しはベルト交換作業も少しは楽になっているのかなと思うが、いちいち修理屋に頼まなくても、もう少し楽に出来るように設計して欲しいものである。

3万ナンボの交換料を稼ぐのは結構大変であったが、要領が分かったのでまあ次回は半分の時間で可能とは思うが、あと20年は生きていないし・・・

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