ダリは菜食主義者ではないかと思うほど草を食べる。勿論、人様の食べるキャベツやニンジン、キュウリ、蜜柑やリンゴも大好物である。であるから散歩するとその季節季節の美味そうな草を食べる。そのダリにとって一番の好物といったら「アケビ」である。アケビが食べ頃になると、アケビのぶら下がっている木の下から動かずにじっと見上げる。賢い奴だが木に登るほどには進化していないらしい。
そこで還暦の権威をもって「なにグズグズしている、早く取れ!」と命令口調で言いやがる。取ってやると一瞬で果肉だけを食べる。しかしだんだん人様の手には届かない高い所の物しかなくなると、それを見上げて何とも悲しげな顔をする。仕方ない、今日は午後の散歩に娘と「高枝切りばさみ」を持って行く。
今年のアケビは小ぶりだが数は沢山ある。落とすと娘と競い合いとなる。地面に落ちれば一瞬でなくなる。
変な奴である。
夕食後、リビングで寝そべっていたら寒くなる。室内温度は20℃だった。そう言えば今朝のニュースで富士山の初冠雪を伝えていた。今シーズン初めてストーブを少し焚く。やれやれもう秋だ。ストーブを使わなかったのは6・7・8月だけだ。薪割りしなければ。