今日は朝から出払い。常会28軒が集合して決められた帳場の側溝に貯まった落ち葉を掻き出す。作業後は懇親会。散々ビールを飲む。
夜、風呂に入っていたら、カミサンの悲鳴が聞こえる。ダリの水飲み用の食器を覗いたら、カミサンの天敵「カマドウマ」が溺れてもがいているとのこと。必死の覚悟で何とかカマドウマを放り出したところ、水の中で30cmほどの細いヘビ様の生物がうごめいていると娘が報告に来る。風呂から上がって覗いたところ、なるほど針金状の生物が水中でクネクネと動いている。生物部の息子もやってきて皆で観察。
息子の愛読書「へんないきもの 早川いくお著」によるとこれは「ハリガネムシ」というカマキリなどに寄生する線形虫類に属する生き物らしい。世界中の池や沼に生息し、水中の卵から水生昆虫に寄生し、それをエサとしたカマキリなどに寄生し、成長するとまた水中に戻るとある。水から出すと固まってしまうというので新聞紙の上に出してみたら、なるほど動きが鈍くなり触っても固く感じる。
また水に戻すと活発にうごめく。それにしてもカマドウマの体内にこんなに長い奴が入っていたとは。まあカマキリに入っているというのだからあり得るか。それにしても不気味な奴だ。
また、「へんないきもの」によると、まれに人間に寄生することもあるらしい。しかし寄生された人間はハリガネムシの意のままに操られるという話しはさすがに都市伝説というものであろうが、最近はこの虫に頭脳を乗っ取られたかのような狂った行動に走る人間は近年とみに増加していると書いてあり、大いに頷く。
娘が生物のG先生(色々へんな生物を飼っている美人先生)にプレゼントするというので、密封容器に水を入れてこの不気味な奴を閉じ込める。
今夜は悪い夢を見そうだ。