薪と薪割り機

我が家の暖房は薪ストーブです。1階のリビングにあるこの薪ストーブ1台でアトリエを除く全ての部屋の暖房を賄っています(2階には煙突が通っているので暖かい)。標高の高い当地では8ヶ月以上薪ストーブを焚き続けるわけで、その薪の量はかなりのものです。(友人の中国人が我が家の薪を見ては「もったいない。中国では木を燃やすなんて事は許されないことです。犯罪的ですよ!」と言っていた。彼の木工工場で使う木は全てロシアからの輸入でした。)毎年秋になるとあちこちから薪の原木をもらって来て、先ず玉切りと言ってストーブに入る長さに丸太をチェーンソーで切り、次に割る作業、積み上げる作業と続きますが、大体それに2〜3週間かかります。ところが今年はその薪の原木がちっとも集まりませんでした。灯油が高くなったことと、エコブームで薪ストーブを使う家庭が増えたこと、長引く不況で土建屋さんが伐採した後、始末に困っていた伐採木を自分のところで薪にして販売するようになったこと、キノコの人工栽培が増え、伐採木のチップ需要が増えたこと等が関係しているようです。今まではナラや偽アカシアなどの広葉樹を薪にしてきましたが、今年はカラマツや製材所から出る端材などの針葉樹も使わねばならないようです。寒い冬になりそうです。

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