寒い!毎朝−10〜−15℃である。
寒いし、デザインにも行き詰まっているからスキーにでもと思うのだが、スキーにWAXを塗り、着替えて車に乗ってと考えると結構面倒臭いのである。かえって近すぎるというのも色々あるのである。
都の友人から電話。「寒いねぇ。ところでダリは元気?」と聞かれる。「貴方ねぇ、犬より人間でしょ」と、何時もこの友人には言いたくなる。
お犬様は元気である。元気の上、ますますイバッテきている。もの言いが「○○をお願い」ではなく「早く○○しろ!」と言うようになってきた。まあ彼の要求であるから「メシ」「サンポ」「トイレ」程度なのだが、カミサンに言わせると「ちっとも言うことを聞かなくなった」らしい。散歩道から外れて藪の中に行きたそうな表情をするので「ダリ、駄目!」と言っても、『聞こえない』ふりをしてさっさと見えない処まで行ってしまい、呼べど帰って来ないという。先日などカミサンが散歩に行って何時まで経っても帰って来ない。ふと見るとダリはデッキにいる。それでも少々は良心の呵責があるのか時々デッキから散歩道の方を覗いている。はて、カミサンはとワタクシも覗いてみるが庭にはいない。さては凍ってツルツルの橋の上で引っ繰り返って足でも折ったか、頭を打って脳震盪かとダリと探しに行く。呼んでも返事がない。ダリはご主人様ともう一度散歩に行けると嬉しそうにスキップしている。橋の上にカミサンは倒れていない。森の小径に入って暫くしたらカミサンの赤いジャケットが見えた。「おーぃ!」と呼ぶと地獄で仏に会ったような顔をして「ダリがいなくなった」と言うが、ダリを見るなり「ダリッ!」と本気で怒っている。戻って小言をたれるカミサンに一応は反省の眼差しのダリである。きっと熊にでも出会ったら奴はさっさとカミサンを置いて逃げ帰るのであろう。
ダリ:♂ラブラドール×♀コーギーのMix 13才 特徴:短足