婆ちゃん、どうした?

今日は3ヶ月ぶりの内科。昨日『座布団』のような雪が降った後、あまり気温が下がらなかったとはいえ一応マイナスの世界。病院まで所々ツルツルである。DSCF7188(変換後)採血後、9時過ぎにはドクトル・タニグチにこの3ヶ月の血圧表を見てもらう。「この時期、運動が必要な患者さんにとっては散歩せよとも言えず、皆さん大体数値が悪くなるんですが、どれどれ」「血圧はまあこんなものでしょう。血糖値もまあ良しと、尿酸値は良いですね」とクリアーする。この間、正月を挟んで暴飲暴食の上、ダリ散歩程度しか運動していなかったので、ちょっと血糖値が心配であったが、ヤレヤレである。
会計も済ませて5階のレストランへ。さてと食券機の前で考える。『朝定、トースト、玉子丼、親子丼、カツ丼、ピラフ、カレー、蕎麦、ラーメン・・・』まだ09時半であるから毎度のことだが悩む。う〜ん、前回は『因縁のカツ丼婆ちゃん』に倣って若輩者にも拘わらずカツ丼なんぞを食してしまい深く反省したのであるから、「朝定にするか、玉子丼あたりにするか・・・蕎麦もいいなぁ」と悩みつつ、ついついコストパフォーマンスなんぞまで考えてしまい、エィ!と『親子丼』を押す。食券をカウンターに出して、ふと見ると『因縁のカツ丼婆ちゃん』が他には誰もいないレストランの真ん中辺りに座ってお食事中である。やはり丼を食していらっしゃる。八ヶ岳を一望出来る席に回り道をして、脇を通りながら丼を覗き込む。アレッ、『カツ丼』ではない。『親子丼』を食していらっしゃる。「どこか身体を悪くしたのか?」と心配になるが、まあここは病院である。「血糖値が高いですね。カツ丼なんぞを朝から食べては駄目ですよ」とでもドクトルから禁止令が出たのか、いやいや案外飽きたのかもしれない・・・ちょっと肩すかしをくったというか、ちょっと淋しい気分。どういうわけかこの婆ちゃんとレストランで会うのはこれで4回目である。過去3回は『カツ丼』を食していらしたのだが・・・かくして淋しい気分で食べた『親子丼』も美味かった。

夕方、アトリエの窓から樹間に阿弥陀岳が光り、30分後にはアーベントーロートで赤く染まった。明日から東の都であるが、帰ってきたら久しぶりにアイゼン、ピッケルの山か、山スキーにでも行こう。PICT0016(変換後)PICT0020(変換後)

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