昨日、都の小学校卒業以来、半世紀会っていなかったテツクンが訪ねてくれた。何となく面影がある。それにしてもお互いが長野市や松本市でばったりなんていうのなら分かるが、人口1万5千の富士見町に30年以上知らずに住んでいたというのにはお互いびっくりである。まあ、半世紀前の顔しか知らないのであるから、すれ違っていても気付かずにいても当然ではある。お互いの来し方を報告し合い、暇が出来たら飲もうということになる。
昨夜はムスコが愛用しているアメリカのブッシャーというメーカーのサックスのケース取っ手を修理する。先日上京した折り、ケースの取っ手が壊れたというので預かってきたのであるが、このサックスは製造が何と100年前の物。このオリジナルのケースはかのソニー・クリスが握っていた取っ手である。取り付けの皮ベルトが切れているのだが、生憎『皮細工』はやったことがない。色々考えた末にナイロンテープで修理することにして、家にあった古いザックの使っていない青色のストラップを使う。長い鳩目やリベットも無いので、超低頭ビスと袋ナットで固定する。黒い皮のハンドルに青テープ、お洒落と思ってくれ?それにしても前にもテナー・サックスの取っ手を修理した。まあ100年も使っていたら壊れても仕方ないだろうが、新しい物も結構華奢な作りが多いようである。もう少し考えて作って欲しいもの。
今日は南岸低気圧の通過に伴う雪が未明から降り出した。富士見町にも『大雪警報』が出た。朝のダリ散歩で上の集落まで登るが、途中には昨日まで聳えていた大木が雪と風のせいか倒れていた。この森の木もそろそろ寿命の木が多く、散歩には気を付けねばならない。上の集落は吹きっさらしの地形であるから猛吹雪である。
吹き溜まりでは50cm近く積もったであろうか。除雪機をかけるが、町道から県道までデービスさんが小型ホイール・ローダーで除雪してくれて助かる。