何時もどおり05時に起きる。TVニュースで中央道が開通したことを知る。その後国道20号も開通した。後はJRだが、富士見発着は終日運休である。ダリ散歩でフミアキクンに会う。名古屋の保育大学から帰省中の娘さんが翌日から保育園での実習があるのでどうしても帰らねばならないと、16日朝早く名古屋に向けて出発したのだ。どうだったと聞くと、「原村を過ぎるまでは大変だったけれど、そこから先は雪ったってここの半分で、渋滞はあったけれど電車の動いている中津川まで娘とドライブを楽しんだ」とのこと。それにしても片道6時間掛かかり、当日夜遅くに帰ってきたそうだ。我が家のムスメに「トーサンにはそんな根性ないからな!」と言い聞かせる。
今回の大雪は富士見を境に県東部、山梨、群馬、東京に多かったようだ。今朝の新聞では富士見では食料品、ガソリン共に底をついたようだが、これからは入って来るだろう。
午前中、漁協の年鑑札の売り上げをコウゲンドウに届けに行かねばならないし、ダリ餌や除雪機に使うシリコン・スプレー、少なくなった人様用アルコールの補充に、町にカミサン、ムスメとジムニーで下りてみる。町に下る4kmの県道は雪で凸凹であるが何とか2車線確保されている。国道端にあるホーム・センターに行くが国道は綺麗に掻かれている。シリコン・スプレーやダリ餌はあったが、除雪用スコップは全て売り切れである。富士見駅前にあるコウゲンドウに鑑札の売り上げを届けに行くが、町中に入るとまだ一車線しか確保されておらずに酷い状態。
コウゲンドウに車がスタックした時に蒔くストーブの灰を進呈する。「全く今回の役場の対応はヘボいぞ。一番知りたい道路状況を流さないんだから」とオカンムリである。漁協では釣り堀用のマスの稚魚を養殖しているのだが、養殖池への湧水が雪でストップしたら6万匹の稚魚を失うことになる。何が何でも毎日『水見』と『餌やり』に行かねばならないのだが、道路事情が分からずに苦労したようだ。昔、ワタクシが担当していた時には、途中で車を置き、スコップを背中に背負い、山スキーで行ったこともあった。幸い数年前から養魚池の隣に住み着いた人がいたので2日間の『水見』は彼に頼み、今回は助かったのだが。
西友に向かう。駐車場には乗り捨てたのか従業員の車か、まだ小山のように雪を被った車が何台もいる。卵、肉、魚、豆腐や納豆、パン、牛乳等の棚は全く何もない。それでもキャベツ、ほうれん草、水菜やカップラーメン、調味料等を買うことが出来た。
村に帰ってきたらあちこちでハウスが潰れていて切ない。一晩で1mを超える雪というのは山を登っていてもそうそうあることではない。それが普段そう積もることのない甲府でも降ったのであるから大変なことである。