ニュースで広島での大規模な土砂災害を知る。異常な夏。
昨日は『秋空』と書いたのだが、今朝ダリ散歩で行き会ったミヨコさんが「久しぶりの夏だねぇ〜」という。言われてみれば夏雲が出ているし、森の中では朝っぱらからセミが鳴いている。異常な長雨のせいでみんな季節感が狂ってしまっている。
昨年は息絶え絶えの絶不調だったダリであっるが、今年は元気だったのがここにきてイマイチ元気がない。朝散歩でも坂道を走り登るのではなくワタクシのすぐ前をチンタラチンタラ歩くし、下りでは多少ビッコを引くようになった。おまけにますます因業ジジイになり、何か言っても聞こえないふりをして無視する。こちらが急いでいて急かしても、わざと入念にテリトリーの確認作業をしているとしか思えない。そのくせ女性、特に若い女性にはすぐ尻尾を振る。
そう言えば頭と肺以外そこらじゅうガンだった親父は、ガンの転移で蝶骨を骨折し、杖なしでは歩けなくなった。それで最初は要介護1だか2だかに認定されていたのだが、翌年の再認定の調査員が来る前に「自分でせかせか歩かないでね」と念を押しておいたのだが、女性調査員が「何々の書類を」と言ったら杖を忘れて自分の部屋まで歩こうとしたのには笑った。
ワタクシも親父の血を色濃く受け継いでいるようなので、もう少し歳を取ったら若い女性に声を掛けられただけで走り出すかもしれない。ま、親父の場合はこの女性調査員から「そろそろ車椅子を借りた方が良いでしょう」とのアドバイスで、数日後にケア・マネージャーと業者が数台の車椅子を持って来て、乗り較べている最中に反対側の大腿骨も折れて救急車を呼ぶという大パフォーマンスを演じたのであるが。
散歩から帰って、ひょっと車を見たらタイヤでセミの変身が始まっていた。今度はアブラゼミのようである。車は他にもあるので構わないのだが、そこんところもうちょっと考えてよね!
仕事前に『ファシズムの諸問題』の前書き4頁を読む。やはり惚けた頭にはとても10頁は無理である。