今朝のこと。顔を洗っていたらダリが「散歩はまだか!」と真剣な顔をして「ワン・ワン」と吠えながら四つ足で飛び跳ねる。デッキの扉を開けてやったらすごい勢いで駆け下りてオシッコをするなり散歩道に一目散である。以前のダリと変わらない。そんなに急いだらまた咳き込むぞと言ってもサッサとアプローチの上り坂を駆け上がっていく。とても末期の肺癌患者とは思えない。散歩の途中、野菜好きなダリは『笹の葉』『スギナ』、名前も知らぬ雑草を食べている。ひょっとして癌に効く薬草でも知っているのか?この薬草を食べて癌を吐き出したのか?と思えるほどである。まだ少し目が充血しているが、乾いていた鼻先もここ数日は少し湿り気を帯びて黒く輝きだしている。
それにしてもちょうど1ヶ月前のレントゲンでは右肺は真っ白で、肋骨の一部にも浸潤して・・・全く餌も食べずに、鼻は乾いて白っぽくなっていたのに・・・
チヤホヤされ、そうそう食べさせてもらえなかった缶詰のドッグ・フードを毎食もらい、その上、ミドさんからいただいたドライ・リンゴやキャベツの粉末まで貰って、「俺、今までこんなに美味いものが世の中にあるの知らなかった。今死んだら損・損!」とでも考えているのだろうか・・・?