とにかく暑い。昨日は風がなく蒸し蒸ししてとても高原の爽やかさどころではない。
午前中卓上丸ノコの壊れた部品を発注に国道端のホームセンターに行っただけで頭がクラクラする。
帰りに親方の処に寄る。親方は元漁協の組合長を長く務めた印刷屋であり、ワタクシは彼の元でやはり長く専務理事として仕えたので、今でも『親方』なのである。「俺、印刷屋廃業した」と言う。もう85歳であるから仕方ないのであるが、「ほれ、指先が曲がっちまって上手く動かないし・・・」「親父が始めて2代目だから何とかとは思うけんど・・・印刷の仕事たって今じゃみんな自分の処でやっちまうし・・・」「ま、潮時ってもんさ」とのこと。「貰い火で全焼してからもう20年さ。色々あったな」とちょっと悲しそう。おまけに企業も役所も個人もパソコンの普及によって印刷屋に頼むことが減ったのだからこの先を考えても厳しいと判断したのだろう。1時間程話し込む。
帰ってアトリエに入るが30度もある。暑い!仕事にならず。
5〜6年前に義母が義姉宅に引っ越しする際に、買い替えたばかりだからと送って下さり、我が家のリビングに取り付けたエアコンを試運転以来初めて使う。快適!クーラーというのはどうも好きにはなれないのだが、こう暑くては仕方ない。夕方、夕立で涼しくなるまで使う。それにしても標高1100mの高原に住んでクーラーが必要になるなんて・・・