祝い 卒業!

昨日は半年に一度のアラレモナイ検査日=膀胱鏡検査であった。
先ずは検尿。その後血液検査室でナカジマミユキさんによる採血。ナカジマミユキさんは検査室の中でも採血が一番上手い看護師さんなのでラッキー。ワタクシは腕の血管が太いのでまず刺し直しはないのであるが、それでも何十回も受けていると上手下手は分かるのである。

次に泌尿器科の膀胱鏡検査室へ。ムーミンのようなDr.フルヤによる40数回目のアラレモナイ検査。痛くも痒くもないが、ま、普段人様には見せられない格好をさせられるのであるから、そこはやはり辛い。
終わって、今度は診察室に呼ばれてDr.フルヤから検査結果を聞くのだが「再発はありませんでした。で、再発の手術から11年、今日で卒業です。おめでとうございました。通常、ガンは5年を目安としますが、膀胱癌(正確には表在性膀胱癌といって、膀胱内に出来るガンで内視鏡による切除が可能。ただし再発率が7割以上ある)の場合は再発率が高いので長く観ました。今回で膀胱鏡検査は終わりたいと思います。絶対に再発しないわけではありませんが、あとはたまのエコー検査等で観ていきたいと思います。よく頑張りましたね。おめでとうございました!」とのこと。
13年前、膀胱癌が見つかって内視鏡手術、翌年に再発、内視鏡手術、抗がん剤治療(BCG注入)と続き、以来3ヶ月に1度の膀胱鏡検査を2年前まで受け続け、ここ2年は半年に1度になってはいたが、40回以上膀胱鏡検査を受けてきたのである。

京都でワタクシの初個展を開いて下さった「ギャルリー・田澤」のタザワさんも同じ表在性膀胱癌であったが、彼の場合は7〜8回も再発、最後は浸潤性膀胱癌となり、その転移からお亡くなりになったし、評論家の立花隆氏もワタクシと同じガンに苦しめられたのである。

ワタクシが恐れたのは浸潤して膀胱を切除されることであったが、相変わらず身体に悪いことばかりはやめられずにおり、何とか一応このガンからは免れたようであるのは大変メデタイことなのである。

帰りの八ヶ岳はだいぶ白くなっていた。

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