世の中、親戚関係というのは結構面倒臭いものである・・・らしい・・・
であるからまず付き合わないことにしている。サイワイなことにワタクシの家系は親戚が少ないし、叔父・叔母もほとんど亡くなっている。その子供である従兄弟も父方に二人だけで10年に一度会う機会があるかな、程度であるし、母方には数人居るがそれこそもう何40〜50年も会ったことがない。まあ大学を出て2年ほどで八ヶ岳に引っ込んだから、親戚が集まる冠婚葬祭も失敬することが多かったせいもある。
まさに「遠くの親戚より近くの他人」である。
昨日はオヤジの弟の息子、従兄弟のタケシ君が訪ねてくれた。彼は今年65歳で会社を定年となり、これからはそれまでのキャリアを活かしてIT関係の個人事業主となるとのことで、長野の友人を訪ねた帰りに寄ってくれたのである。最後に我が家に来てくれたのはもう17〜18年前にオヤジがアッチの世界に逝った時であるし、5年ほど前に叔母がお亡くなった折に会って以来ではあるが、彼とはLINEを通じて時々近況などを交換している唯一の従兄弟である。
会社員時代は毎月のようにヨーロッパに出張していたのだが、コロナ禍にあってはそれがリモートにかわり、時差もあってなかなか大変な生活を強いられていたらしい。またコロナ禍が大分薄れて観光客が戻って来た鎌倉に住んでいるので、それもまた大変な様子。
昼食を摂りながら色々な話をしているうちに「オクズミの家系を全然知らないんだよね」と言ったら「オジサン(ワタクシのオヤジ)に書いてもらったのがある」との事。夕方6時頃に鎌倉に戻った彼から早速LINEで家系図が送られてきた。
オヤジの父方の系図はなんとなく知っていたのだが、母方の系図は殆ど知らなかったので、これでやっと分かる。
前にも書いたかもしれないが、もう40年以上前に谷川岳の登山口がある冬の土合駅で、これから入山する山岳部の後輩達5〜6人に会い馬鹿話しをしていたら突然後輩の一人が「オクズミさん、僕親戚のタダシです」と言われて面食らったことがある。「エッ!ナニ、キミ親戚!エッ、山岳部なの!」であった。散々馬鹿話をした後である。彼とはごくたまにメールはしているのだが、これで彼との関係もやっと分かる。
タケシ君のところは娘三人。となるとオクズミを引き継ぐのはワタクシのムスコ一人である。ま、名前や家系なんてどうでも良いので自由に生きてくれ!であるが。