最近日本各地で熊の目撃情報が相次いでいる。
12日には昔住んでいた家の近くでの目撃情報が街の有線放送や防災行政ナビで流されたのだが、昨14日には最初の目撃地点から1〜2kmの地点での目撃情報が流された。いずれの地点も人家のわりと近くである。
近年、人家の近くでの目撃情報が相次ぎ、先週は長野県内で3名が襲われ、内2名は重傷を負っている。
どうも近年、北海道のヒグマだけでなく、本州のツキノワグマ間でのSNS連絡網が確立された様子である。
「人間なんて恐るに足らず!」「人家近くに行けば美味いものがあるぞ!」と熊の間でのSNS連絡網で流れているのではないかと思ってしまう。
これによって「人間」が所有権を一方的に主張している林や森の奪還作戦が始まったのではないか?「人間」だって他国の領土への侵略を年中やっているのだから「われわれ熊にだってその権利はある!」と思ったって不思議はない。まさに「失地回復運動」である。
これは今は亡きマサルさんという猟師に聞いた話である。「明日は猿の駆除をどこそこで行うので気を付けて」と町の有線放送が流れるのだが、「当日山に入るといつも居る猿の群れが1匹も居ない事がよくある」との事。「ありゃきっと猟師の車の音を聞き分けているに違いない」とマサルさんは言うが、ワタクシが思うには猿が有線放送を聞いていて「明日はどこそこは危ないからあっちの山に移動するべ」と鳩首会談じゃなくて猿首会談を開いているに違いないと言ったら、「うん、猿にはそのくらいの知能はあるべ!」と言ったので笑った事があったが、あれからもう10年以上、動物界のIT化はものすごい勢いで進んでいて、今や所々の畑にある有線放送のスピーカーから流れる音声を聞くだけではなく、猿はおろか、熊もきっと首からスマホをぶら下げていて、SNS連絡網を使って「今、敵の有線がワシらの事を言っていたが、猟友会や警察が探しているからキイつけろ」と連絡しているに違いないと思うのである・・・!
で、昨日目撃された熊は、夕方になって捕獲されたそうである。きっとスマホのバッテリーが切れていて、身に迫った情報が取れなかったのだろう・・・?